口紅を買いに
精神的にちょっときつい仕事にようやく目途がついたので、週末の晩、久しぶりに口紅を買いに行った。 年々、季節の変わり目が曖昧になっていても、日差しに秋めいた透明な琥珀色を感じるようになると、夏の明るいオレンジやピンクの唇がなんだか白っぽく浮いて見えて落ち着かない。...
View Articleイモ掘れワンワン♪
某所の芋ほりに参加してきました。 写真は割り当てられた畝での収穫。芋ほりなんて、たぶん幼稚園以来の参加です。軍手はめても爪が真っ黒になるけど、いざ掘り始めたら収穫欲を刺激されて、イモ掘れワンワン! 新聞紙に包んで一週間くらい熟成させると美味しいそう。日持するとはいえ、夫婦二人で食べきれない中途半端な多さなので、夫の実家にお裾分けすることに。...
View Article水のやうに澄んだそらを眺め
四季を通じて一番好きな季節といえば、秋。 特に今日のような爽やかな休日は、一日家にいてタオルケットを洗ってベランダに干したり本を読んでいるだけで幸せ。 室生犀星の『永遠にやってこない女性』は、男版『松風』みたいな詩で、こんな静かに充実した秋の休日にしっくりくる。...
View Article人生の有限感、みたいなもの
都内では冷たい雨があがって、ひんやりした曇り空。 閉幕まで一ヶ月をきったヨコハマトリエンナーレに行こうと思っていたけど、昨夜帰りのバスが冷房をガンガンきかせていて、レザージャケットを着て震えながら帰ったせいか、なんだか背中の具合があやしい。...
View Article珈琲と山猫
今年のバースデーに電動ミルを贈ってもらいました。 お互いの誕生日とクリスマスには(今のところ)プレゼントを贈り合っていまして、たいてい髭剃りやらドライヤーやら食器etc…と実用品がメインです。あ、『雑記帳』創刊号も!...
View Articleピンクの紅玉ジャム
今週は台風のような繁忙期なのに…近所のスーパーで紅玉を見つけてしまったのが運の尽き。 旬の果物って「来週仕事が落ち着いたら買いに行こう…」と思っているうちに買えなくなっちゃったりしますよね。だから、今夜は晩ごはん作りはお休みして、ジャム作り。 作り方は『きょうの料理』10月号の土井さんレシピを参照。 紅玉は皮を剥いて、写真のようにできる限り薄切りに。...
View Article絵のある生活
松本竣介『街』(油彩・1938年) 大川美術館で買った松本竣介の『街』のポスターを額装した。B2サイズなので思いのほか存在感がある。ダイニングテーブルの真横に置いた絵は、ちょっと顔を動かせばすぐに私の視界に入ってくる。...
View Article北の宿から
この夏の旅行で過ごしたお宿の写真。ちょっと奮発して広めのお部屋(約13畳)を予約したら、期待以上にゆったり過ごせました。写真には写っていない、ソファ(長椅子といったほうがしっくりきそう)に机も置いてあっても、まだ広く感じます。 自分の家を持てたら、寝室はこんな雰囲気にしたいな。...
View Article冬のまかない
夫の帰りが遅い日は料理お休みDayなのですが、最近は残り物を使ってかんたんな一品料理ですませてます。 寒い季節に一番出番の多いポトフ。キャベツにソーセージは基本ですが、そのときどきの「冷蔵庫の中のそろそろヤバいメンバー」をゲストキャラにお迎えできる適当さが好き。 お気に入りのビタクラフトで、大ぶりに切った野菜をただ煮込むだけという単純さ、汁物の暖かさが、肩の力を抜いてくれるのかもしれません。
View Articleキャベツの豚汁で一汁一菜
平日は9時を過ぎることもある夕食。 女系家族育ちな上に唯一の男性(父)は食が細い人だから、私は一般的な男性の食事量が実は未だによくわからない。ただ、帰宅時間の遅いアラフォーには質量ともにボリューミーだったことは確かで、一汁一菜に軌道修正中です。今日は体調悪くてずっと家にいたので、冷蔵庫のストックを使ってヘルシー路線。...
View Articleクレムリンの犬御用屋敷
犬の持ち方が雑なベルディムハメドフ大統領とそれを助ける犬好きのプーチン大統領 プーチン大統領の犬好きは有名ですが、これ見てるとほんとにわんこ好きな人なんですね~。トルクメニスタンの大統領のほうは「ほらほら、こんないい子犬なんですよ~」って悪気なさそうだけど、見るに見かねて立ち上がったという感じ。献上されたわんこは「アラバイ犬」というトルクメニスタンの牧羊犬で、仔牛くらいの大きさに生長するらしい。。...
View Articleかきのもと
実家から送られてきた秋の味覚。 新潟市白根地区で栽培している食用菊「かきのもと」です。 菊を食べる食文化は新潟と東北、北陸地方の一部に限られ、食用が始まったのは江戸時代からといわれています。新潟では、おひたしや酢のものとして食され、秋になると実家の食卓に必ず上がっていた食材です。 ご覧のとおりスターマインのような可憐な花ですが、鑑賞用の菊に比べて花弁が柔らかく、むしろ春菊に近い手ざわり。...
View Articleりんごとプルーン、豚肉の煮物
昨年に続き、今年も長野のカリオストロ伯爵(父の「竹馬の友」)から実家経由で、りんごをいただきました。 今年は味の素のレシピサイトを参照に、フライパンを使った煮物に挑戦。りんご酢を入れるのがポイントらしいです。 オリジナルではヒレブロックを使っていたけれど、あいにく近所のスーパーはアメリカ牛のヒレしかないので、国産のモモ肉ブロックを使用。...
View Article朝珈琲と遅読
お誕生日プレゼントのコーヒーミル、最近では夫が豆挽き係・私がドリップ係を務めています(笑)。我々は深煎りが好みらしくて、宮越屋珈琲のグァテマラをカリタの三つ穴ドリッパーで淹れるのがもっぱらのお気に入り。...
View Articleりんごのトースト
休日のささやかなお楽しみ。それは、いつもの朝より少しだけ手間をかけたトーストをのんびりいただくこと。 クリームチーズを塗った食パンに、皮つきのまま薄切りにしたりんごを乗っけて、オーブントースターへ。...
View Article「全体主義の起源」(ハンナ・アーレント/みすず書房)
先日読んだ『予期せぬ瞬間』の版元・みすず書房は、学生時代から私の憧れというか知的虚栄心の象徴でした。 ヴィクトール・フランクル『夜と霧』、R・Dレイン『引き裂かれた自己...
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